スワンプマンの考察

技術を未来方向へと進めていくと
いつも辿り着いてしまうのは哲学になります。

それは技術がヒトのために進歩を続けているからでしょう。

技術がモノという領域を超えたとき、問題の対象になるのはヒトなのです。

いろいろ紹介したいのですが
私がバイオテクノロジーを考えたときに
必ず出てくるのが「スワンプマン」問題です。

※スワンプマン(Swampman)自体の説明はここでは行いません。

私の主張としては、スワンプマンは別人です。

主観的観念及び時間概念を基に考察します。

考察のためにざっと7パターンを準備しました。

スワンプマン考察パターン

パターン1(P1)は通常の場合を示します。
Aが生まれてから死ぬまでです。

パターン2(P2)は通常のスワンプマン誕生の場合です。
Aが雷に打たれて死ぬとほぼ同時に、近くの別の場所でSが誕生します。 これの考察は後回しにします。

パターン3(P3)ですが
Aが一時的に仮死状態になった場合です。
(仮死状態でなく睡眠状態も含めておきます。)
仮死状態から蘇った人は、蘇生後であってもその人自身に間違いないですね。

パターン4(P4)ですが
Aが雷に打たれて死んでしばらくしてから、Sが誕生した場合です。
これは時間軸の重なりがないため、判断は難しいです。
「しばらく」というのも、それが1日後であるか、1週間後であるか、 1ヵ月後、1年後、10年後、100年後によって捉え方が変わってきます。
これの考察は後回しにします。

パターン5(P5)ですが
Sの誕生がAの死より前になった場合です。
時間軸が重なった部分があるのでAとSは別個体ですね。

パターン6(P6)ですが
Aが雷を神回避した場合です。
AとSが同時に存在することになるので別個体ですね。

パターン7(P7)ですが
雷によってSが2人誕生してしまった場合です。
Sが2体存在することになるのでどちらもAと別個体としておくのがよいでしょう。

さて、パターン2(P2)に戻りますが
パターン5と基本の現象自体は同じで、違いは発生の時間差でしかないため、パターン5と同様AとSは別個体としておくほうがよいでしょう。
(あっさり)

さて、残ったのはパターン4(P4)ですが
パターン4、パターン5と同じ扱いをするならAとSは別個体ですね。
ただ、Sの発生が1000年後だとしたら、Aもとっくに死んでいますし、
Aの死亡が確定ならAがSに転生したといった表現もできそうです。
A=Sであってもそうでなくてもどちらでもいけるパターンですね。

しかしながら、Aの死からSの発生までの期間が短く、Aが奇跡的に蘇生した場合なども視野に入れると、 A=Sとすると後々不都合が生じてしまうため
どちらでもいけそうな場合であってもAとSは別個体としておくべきかと考えます。

最初に示しましたが
本文章執筆時点での主張は「AとSは同一個体視可能な場合もあるが、原則AとSは別個体とすべき」ということになります。

もう少し深い考察は時間のある時にしたいと思っています。

それでは総括ですが
なぜスワンプマン問題が大事かというと
近い未来にスワンプマンは人工的に発生し得るからです。

科学の進歩。それは倫理との闘いであるとも言えます。

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