IDEALENS K2 のVRアプリ開発

VRのHMDである「IDEALENS K2」で
独自APPの動作検証を行ってみます。

目標は2段階に分けました。

  • 自社で作ったAPPがIDEALENS用にビルドできること
  • ビルドしたVR-APPがIDEALENSで動作すること

ユニティちゃん Candy Rock Star ライブステージ 01 @IDEALENS © UTJ/UCL

まず最初に、IDEALENS VR開発用のSDK (IVRSDK) が必要になります。

IDEALENS K2 開発者版をお持ちの個人または法人は
株式会社VR JAPAN様がSDKの提供を行っていますので
問い合わせをすることで入手することができます。

問い合わせをして2回ほどのやり取りでSDKをいただくことができました。

次は開発環境を準備します。

開発環境としてはUnityを使用することになります。
バージョンは2017年3月31日にリリースされた最新版の 5.6.0f3 にしました。

バージョンは 4.6.3f1 以上がサポートされているようですが、
特別な理由がない限り、4.X系よりは5.X系(5.5.3 か 5.6.0)にしておいたほうが良いと思います。

さて、コンテンツは「ユニティちゃん Candy Rock Star ライブステージ」をベースとすることにしました。

以前に社内でカスタマイズをしていたプログラムがあったので、さらにIDEALENSで動くよう修正を行っていきます。

早速、提供されたSDKを組み込みます。
バージョンは1.3.2f4 になります。

Unity import IDRSDK


それから数時間後。

開発とビルドとHMDへの転送が終わりました。

ヘッドセットを装着してホームの「APP」から該当アプリを起動します。

ユニティちゃん Candy Rock Star ライブステージ 02 @IDEALENS © UTJ/UCL

動きました!

映像も音声もバッチリです!!

そしてこの臨場感。

さらに360度の見回しが可能。

ユニティちゃん Candy Rock Star ライブステージ 03 @IDEALENS © UTJ/UCL

画像では 5% も伝えられないのが残念です。

では、以上でIDEALENS用VRアプリの簡単な開発と動作検証を終わります。

基本的なIVRの仕組みが理解できたので、
あとはこれを応用することで、
今後いろいろなアプリが作れそうです。

あと最後に、IDEALENS(VR Japan)のサポートチームの方の対応は非常に良いです。 メールでしかやり取りはしていませんが、丁寧に対応してくれます。

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